【当初3/20予定でしたが4/4に変更になりました】
元朝日新聞中東特派員のジャーナリスト・貫洞欣寛さんに中東情勢、特に今回はパレスチナ問題とイラン情勢について教えていただきます。
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<講師コメント>
2023年10月7日のハマスの越境攻撃を機に、著しく激化したパレスチナ側とイスラエル軍の紛争。ガザ地区での死者は7万人を超え、220万人が暮らし都市化が進んでいたガザは、ほぼ廃墟と化した。ヨルダン川西岸地区と東エルサレムでも、パレスチナ人の家屋破壊や追放が続く。トランプ政権の介入でガザ地区では昨秋、停戦が発効したが、その後もガザ地区への攻撃は止まっていない。
さらにイスラエルはトランプ政権を巻き込んでイラン攻撃を再開し、第三次オイルショックの発生も危惧される状況となっている。一方、米側の再三の働きかけにかかわらず、サウジアラビアなど湾岸諸国はイランの報復攻撃を受けても「参戦」の意思を示していない。それはなぜか。レバノンでもイスラエルの苛烈な攻撃が続き、「レバノンのガザ化」が見えてきた危機的状況にある。
パレスチナ問題は、なぜ解決しないのか。なぜイスラエルは周辺攻撃をためらわないのか。なぜアメリカはイスラエル支援を続けるのか。パレスチナ各派やイランのイスラム共和国政権はそれぞれ、何を目指しているのか。周辺アラブ各国はどう対応しているのか。中東に7年近く暮らし、現場から報じてきた元朝日新聞中東特派員のジャーナリストが解説する。
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【講師】
貫洞欣寛さん
【講師プロフィール】
貫洞欣寛(かんどう よしひろ)
広島県出身。1994年、朝日新聞社に入社。国内勤務を経て休職し、カイロ・アメリカン大学に語学留学。中東アフリカ総局(カイロ)に特派員として2回計約6年勤務したのち、ニューデリー支局長に。2018年にBuzzFeed Japanに入社。ニュースエディター及びニュース編集長として国際問題を中心に取材・執筆を続けた。2023年からはパレスチナなどで活動する国際NGOの日本支部に勤務し、オウンドメディアを統括している。そのかたわら、ジャーナリストとして中東情勢や南アジア情勢をNHK文化センターや複数の大学で講義。青山学院大ではジャーナリズム論の講師を務めている。
【日時】
4月4日(土)
18:00開始(受付は1時間前から可、入場は30分前から可)19:30終了予定
【場所】
REBEL BOOKS 2階(受付は1階)
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【会場参加】
【参加費】
1800円
※お支払いは当日です。受付・支払いは1階、会場は2階。
【申込】
専用申し込みフォームからお申し込みください
https://forms.gle/ttJFH3zpvYtds2yo7
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【配信参加】
【参加費】1500円
★配信終了後も開催日の2ヶ月後までアーカイブ視聴が可能です。
★アーカイブは開催日の1週間後まで購入可能です。
【申込】
レベルブックスWEBショップからご購入ください。配信URLを記載したPDFがダウンロードできます。
https://rebelbooks.theshop.jp/items/136887466
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【会場定員】
25名
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参考書籍:貫洞さんにパレスチナ問題についておすすめの本を教えていただきました
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■まずは基礎知識を
『パレスチナの「いま」を知るための24章』 明石書店 鈴木啓之など編
『パレスチナ問題の展開』 放送大学叢書 高橋和夫
『世界史の中のパレスチナ問題』 臼杵陽 講談社現代新書
それぞれ、日本の中東研究の第一人者による概説。
『シオニズム』鶴見太郎 岩波新書
イスラエルの国家イデオロギーであり欧州発祥の政治思想「シオニズム」とは何か。なぜイスラエルは周辺国への攻撃を繰り返すのか。なぜ欧米はそれを許容するのか。イスラエルの行動原理を知るための本。
『イラン現代史』黒田賢治 中公新書
1979年イスラム革命の流れや核開発などその後の現代イラン史が分かる最新作。これを読めばイラン・イスラム共和国政権が何を基軸に行動しているかが分かる。
■もう少し深く知る
『イスラエル 人類史上最もやっかいな問題』 ダニエル・ソカッチ NHK出版
アメリカに暮らすユダヤ人の視点から、イスラエルとは何か、なぜ強硬姿勢を取り続けるのかといった点を解きほぐす。
『ハマスの実像』 川上泰徳 集英社新書
長く中東で取材を続け、ハマスにも直接取材を繰り返してきた元朝日新聞中東アフリカ総局長による、確実な取材を元にした書。川上さんはカンドウの師匠でもある。
ハマスは「単なるテロ組織」ではなく、パレスチナ社会に深く根ざした存在であり、「ハマスの根絶」という議論が単なる空論であることが、よく分かる。
『イスラエル人の世界観』 大治朋子 毎日新聞出版
エルサレム特派員を務めた毎日新聞記者が、イスラエル人がなぜ、日本から見れば特異な政治姿勢や歴史観を持つのかを取材、解説した本
『パレスチナ問題』 エドワード・サイード みすず書房
「オリエンタリズム」という概念を通じてポスト・コロニアル理論を確立したエルサレム出身の知の巨人、故エドワード・サイードによる評論集。キリスト教徒のパレスチナ人。オスロ合意による自治の失敗などは全て、ここに予告されていた。
『帝国と民族のあいだ: パレスチナ/イスラエルの重層性』 鶴見太郎・今野泰三編 東京大学出版会
冒頭に上げた3冊よりさらに専門的に深い考察を集めた最新の研究書。
■パレスチナ文学の名作
『ハイファを離れて/太陽の男たち ガッサン・カナファーニー 河出文庫
「なぜだ、なぜだ、なぜお前たちは助けを求めなかったのか」。外部からパレスチナ人に浴びせされるこの言葉に象徴されるパレスチナの不条理を描いた、パレスチナ文学の不朽の名作。著者は1972年、ベイルートでイスラエルに暗殺された。
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